読売・TDBフォーラム北陸講演概要

これからのビジネス・経済 ~ウィズコロナでどう変わるのか~

真山 仁  氏 小説家

開催日2020年11月27日 (金)
会場 ANAクラウンプラザホテル金沢

 金沢市のホテルで27日に開かれた「読売・TDB(帝国データバンク)フォーラム北陸」の講演会で、小説家の真山仁さん(58)は、コロナ禍で企業が生き残っていく方法について、「それぞれが持っている強みを知り、それを生かしていくことが重要」と述べました。

 真山さんは、フィルム映画のリールを作っていた東京都大田区の金型工場が、その技術を応用して警棒の製造に乗り出し、業績を伸ばしている事例を紹介。「コロナ禍においても、各企業が持っている技術を駆使して前に進むことが大切だ」と強調しました。

 また、日々発信される新型コロナウイルスの情報については「情報をうのみにせず、自分の中で引っかかりを持ったら、疑いの目を持ってもらいたい」と語りました。

 講演会では、参加者がマスクを着用、間隔を空けて着席するなど、感染防止対策が取られました。

講師プロフィール

  • 真山 仁  氏 小説家

     1962年大阪府生まれ。同志社大学卒、新聞記者、フリーライターを経て2004年「ハゲタカ」でデビュー。同シリーズのほか、「マグマ」「黙示」「そして、星の輝く夜が来る」「売国」「当確師」「オペレーションZ」など、幅広い社会問題を現代に問う小説を発表している。最新刊は、再生医療がテーマの医療ミステリー『神域(しんいき)』。