読売・TDBフォーラム北陸:講演概要
新型コロナ禍における北陸経済の現状と見通し
~ウイズコロナで大きく変化する時代、北陸経済はどう変わるのか~
昌木 裕司 氏 帝国データバンク 大阪支社 情報部長
開催日2021年3月15日 (月)
会場
ホテルニューオータニ高岡(高岡市新横町1番地)
「読売・TDB(帝国データバンク)フォーラム北陸」の講演会が3月15日、高岡市で開かれ、TDB大阪支社情報部長の昌木裕司さん(58)が「新型コロナ禍における北陸経済の現状と見通し」と題し、34人を前に語りました。
昌木さんは、北陸3県で昨年8月以降、企業の倒産件数は減少傾向にあると紹介しました。コロナ禍以前から資金調達が厳しかった企業も、過去最大級の融資が受けられたためだと分析。今後、受注の減少で収益が確保できないとして、追加の融資が必要な企業が出てきた場合に「どれだけ金融機関が承諾するのかに注目している」と話しました。
その上で、新型コロナのワクチン接種のスケジュールなどを踏まえ、企業の倒産件数の増加を抑えるためには、「今年いっぱいは、継続的な金融支援が必要だ」と述べました。
講師プロフィール
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昌木 裕司 氏 帝国データバンク 大阪支社 情報部長
1986年明治大学政治経済学部卒業後、株式会社帝国データバンク入社。
人事部、企画部を経て2002年より広島支店営業部、情報部それぞれの責任者を歴任。
2009年に東京支社情報部情報取材課長として、上場企業などの大型倒産取材に携わり、2012年より情報取材部門の本社統括課長、福岡支店情報部長を経て、2017年5月より現職。