読売・TDBフォーラム北陸講演概要

人の可能性について~競技スポーツから学ぶ~

室伏 重信  氏 中京大学名誉教授

開催日2021年6月30日 (水)
会場 ホテルグランテラス富山/13時開場 13時30分講演開始

 富山市で6月30日に開かれた「読売・TDB(帝国データバンク)フォーラム北陸」の講演会では、1972年のミュンヘン大会など五輪に3度出場した元陸上ハンマー投げ選手で中京大名誉教授の室伏重信さん(75)が「人の可能性について~競技スポーツから学ぶ~」と題して講演しました。

 室伏さんは、練習量が重視された現役時代、8ミリカメラで自身の投てきフォームを撮影し、科学的に分析することで記録を伸ばしたエピソードを紹介。「精神力だけで壁は越えられない」と話しました。

講師プロフィール

  • 室伏 重信  氏 中京大学名誉教授

    1945年生まれ。陸上競技男子ハンマー投でオリンピック4大会代表。1980年ミュンヘン大会では8位に入賞。アジア大会には6大会出場し、5連覇を達成、アジアの鉄人を称された。日本陸上競技選手権大会では、12回優勝(うち10連覇)を成し遂げ40歳まで現役生活を継続した。

    指導者としては、オリンピック出場選手では、女子やり投げの松井江美(1984年ロサンゼルス大会)、同じく女子やり投げの宮島秋子(1996年アトランタ大会)、男子ハンマー投げで長男の室伏広治(2004年アテネ大会=金メダル、現スポーツ庁長官)、長女で女子ハンマー投げの室伏由佳(2004年アテネ大会)ほか、世界選手権やアジア大会等、数多くのトップアスリートを育成した実績を持っている。