一般社団法人
読売調査研究機構

　会員企業の幹部ら約30人が親交を深めました。

　交流会では伊藤俊行・読売新聞東京本社編集委員（59）が講演しました。伊藤編集委員は、BS日テレの報道・討論番組「深層NEWS」でコメンテーターを務めています。この日は「政局展望」をテーマに40分間、国内の政治の動向や秋の米大統領選について熱弁をふるいました。

　衆院解散・総選挙のタイミングについて、来夏の参院選を同時に行う「同日選」とすべきだ、との持論を語りました。次の大型国政選挙まで3年間の時間的な猶予ができるため、「ここまでやらないと、日本の課題を解決することができない」と理由を述べました。

　岸田首相には「同日選をやるチャンスがある。当面総選挙はしないだろう」と分析しました。秋の自民党総裁選に関しては上川外相、高市経済安全保障相、野田聖子・元総務相ら女性による争いになる可能性があるとして「話題になって盛り上がる」と期待感を示していました。

　また米大統領選では、共和党のトランプ前大統領が返り咲く「もしトラ」論に触れました。

　一方、選挙の度に勝利政党が変わる「スイング・ステート」の結果や、トランプ氏に有罪評決が下されたことで「民主党のバイデン大統領が勝つ可能性もある」と述べ、選挙の行方は「わからない」としました。