読売広論セミナー大阪:講演概要
青山学院大の箱根駅伝から学ぶ 勝ち続ける理由
原 晋 氏 青山学院大陸上競技部長距離ブロック監督
開催日2021年7月1日 (木)
箱根駅伝で5度の総合優勝を果たした青山学院大陸上競技部長距離ブロックの原晋(はら・すすむ)監督が「青山学院の箱根駅伝から学ぶ 勝ち続ける理由」をテーマに講演しました。
原監督は2004年の就任時から、「社会に役立つ人材育成」などの理念を重視。当初のチームは箱根駅伝から遠ざかり、学生の意識も低かったが、そこから選手が自立するチームへ、どう移行したかを説明しました。
取り組んできたのが意見を自由に言える環境作り。選手に発言させることで責任を持たせてきたといい、「容易に反対意見を言えることが大切。すぐには結果が出なくても、中長期的に考えたら、良い組織になる。正解が見えない令和の時代は、失敗から学び、創造できる人材が求められる」と強調しました。
講師プロフィール
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原 晋 氏 青山学院大陸上競技部長距離ブロック監督
広島・世羅高校を経て、中京大入学。全日本インカレ5000㍍3位。
1989年、中国電力入社。入社5年目で陸上競技部を引退、営業マンに転身し、トップセールスを記録した。
2004年、青山学院大陸上競技部に迎えられ、09年箱根駅伝出場、15年総合優勝を果たした。
19年から地球社会共生学部教授。広島県三原市出身。54歳。