読売Bizフォーラム東京
:講演概要
サロン音楽に聴くジャポニスム ミカドからチョーチョーさんまで
光平有希 氏 国際日本文化研究センター 特任助教
細川周平 氏 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長/国際日本文化研究センター名誉教授
国際日本文化研究センター(日文研)との共催企画「サロン音楽に聴くジャポニスム ミカドからチョーチョーさんまで」を9月20日(火)に開催します。
「建築の政治学 権力の館としての建築を考える」に続く第2回となる今回のテーマは「音楽とジャポニスム」です。
「西洋人が19世紀、20世紀の日本を題材として作った音楽作品」と聞いて、イタリアの作曲家プッチーニのオペラ「蝶々夫人」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、さかのぼること約100年、日本を題材とした「シートミュージック」と言われた一枚刷りの大衆音楽楽譜や楽曲集が西洋各国で数多く出版され人々に愛好されていたことは、実はあまり知られていません。
日本が西洋でどのようにイメージされ、音楽で表象されていたのでしょうか?
本講座では音源や動画も交えながらその魅力と変遷をご紹介します。
講師は音楽学、音楽療法史、東西文化交流史を専門とする国際日本文化研究センター特任助教の光平有希氏と京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長の細川周平氏が務めます。
【開催概要】
タイトル:サロン音楽に聴くジャポニスム ミカドからチョーチョーさんまで
日 時:2022年9月20日(火)19時~20時30分
講 師:光平有希氏(国際日本文化研究センター特任助教)
細川周平氏(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長/国際日本文化研究センター名誉教授)
開催方法:YouTubeライブ配信
受講料:無料
プログラム:(1)トークセッション (2)Q&A
受講方法:前日までに視聴方法をメールでご案内します
申込締切:9月15日(木)
主催:国際日本文化研究センター(日文研)、(一社)読売調査研究機構
後援:読売新聞社
講師プロフィール
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光平有希 氏 国際日本文化研究センター 特任助教
1982年生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻博士後期課程修了(博士:学術)。専門は音楽学、音楽療法史、東西文化交流史。著書に『ポップなジャポニカ、五線譜に舞う―19~20世紀初頭の西洋音楽で描かれた日本』(2022年)、『「いやし」としての音楽―江戸期・明治期の日本音楽療法思想史』(2018年)、共著書として『日本関係欧文図書目録』第4巻(2018年)など。
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細川周平 氏 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長/国際日本文化研究センター名誉教授
専門は日本音楽史。『近代日本の音楽百年』(岩波書店、2020年)で文部大臣芸術選奨、日本ミュージック・ペンクラブ賞(評論部門)受賞。