読売Bizフォーラム東京
:講演要旨
中央大学×大手町アカデミア
AI・データサイエンスが拓く未来とELSIの役割
-「人間中心社会」の行方を探る徹底トークセッション-
岩隈道洋 氏中央大学国際情報学部 教授/中央大学学長補佐
酒折文武 氏中央大学理工学部 准教授
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中央大学×大手町アカデミア第1回「AI・データサイエンスが拓く未来とELSIの役割-『人間中心社会』の行方を探る徹底トークセッション」が9月21日にオンラインで開催されました。
中央大学で統計科学を専門とする酒折文武理工学部准教授がAIやデータサイエンスの現状・課題などについて、公法・情報法を専門とする岩隈道洋国際情報学部教授がELSIの基礎的な情報やCODE論から読み解くELSIなどについてプレゼンテーションを行った後、トークセッションでは「AIが導き出す結果の妥当性は検証できるのか」「AI・データサイエンスとELSIが共に創造する『人間中心社会』はどうあるべきか」の2つのトピックを立てて、熱い議論が交わされました。
講師プロフィール
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岩隈道洋 氏 中央大学国際情報学部 教授/中央大学学長補佐
北海道札幌市出身。中央大学法学部卒業。同大学院国際企業関係法専攻博士後期課程満期退学。國學院大学法科大学院講師、早稲田大学人間科学部講師、杏林大学総合政策学部教授等を経て2019年より現職。憲法・行政法・情報法。
現在の研究課題は、医事衛生行政における疾病対策とプライバシー・個人情報保護の問題、非法的規範(職業倫理・情報倫理や宗教など)と法規範の衝突に関する問題、公共図書館における法情報提供の問題などである。関連業績として「人を対象とする医学系研究における「同意」とプライバシー」杏林社会科学研究34(1),(2018)などがある。
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酒折文武 氏 中央大学理工学部 准教授
中央大学理工学部准教授。東京都出身。博士(理学)。平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞。専門は統計科学で、スポーツにおけるデータ活用にも力を入れる。日本統計学会スポーツデータサイエンス分科会主査を務める。主要論文は『Lag weighted lasso for time series model』(Computational Statistics、2013年)、『野球のトラッキングデータに基づいた肘内側側副靱帯損傷の要因解析』(統計数理、2017年)。