読売Bizフォーラム東京
:講演要旨
サンフランシスコ講和条約から70年~戦後外交史の残された課題
楠 綾子 氏国際日本文化研究センター 教授
伊藤俊行 読売新聞東京本社 編集委員
開催日2022年11月18日 (金)
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日文研×読売Bizフォーラム東京「サンフランシスコ講和条約から70年~戦後外交史の残された課題」が11月18日にオンラインで開催されました。
日本政治外交史、安全保障論を専門とする国際日本文化研究センター教授の楠綾子氏が、対日講和条約の骨格や戦後処理について話した後、読売新聞東京本社編集委員の伊藤俊行とのトークセッションでは、戦争の法的な終了、賠償・請求権、領土などの問題を取り上げて日本の戦後処理外交を概観し、今日残された課題について議論が進められました。
講師プロフィール
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楠 綾子 氏 国際日本文化研究センター 教授
神戸大学大学院法学研究科博土後期課程修了、 政治学博土。 関西学院大学国際学部准教授、国際日本文化研究センター准教授を経て2022 年より現職。 専門分野は日本政治外交史、 安全保障論。主著に『吉田茂と安全保障政策の形成―日米の構想とその相互作用、1943~1952年』 (ミネルヴァ書房、 2009年)、 『現代日本政治史① 占領から独立へ 1945~1952』(吉川弘文館 2013年)など。
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伊藤俊行 読売新聞東京本社 編集委員
1988年入社、金沢支局に。93年以降、政治部で内政、外交を取材。この間、97~98年にハーバード大学日米関係プログラム研究員、2003年~05年にワシントン特派員。調査研究本部主任研究員、国際部長、政治部長などを経て20年6月から現職。