読売Bizフォーラム東京
講演要旨

ヒップホップから見た現代モンゴル世界
-あるいは経済格差と民族分断を乗り越えるための連帯の方法論

島村一平 氏国立民族学博物館 准教授

多葉田聡 読売新聞東京本社調査研究本部 主任研究員

開催日2023年2月16日 (木)
  • 大手町アカデミア×人間文化研究機構「ヒップホップから見た現代モンゴル世界-あるいは経済格差と民族分断を乗り越えるための連帯の方法論」が216日にオンラインで開催されました。

     「現代モンゴルの概況」「韻踏み文化の系譜:口承文芸からヒップホップへ」「越境するモンゴル・ヒップホップ」などを取り上げた国立民族学博物館准教授の島村一平氏の講演に続き、読売新聞東京本社の多葉田主任研究員とのトークセッションでは「現代モンゴルとヒップホップ文化」「ヒップホップとモンゴルのナショナリズム」をテーマに、モンゴルでヒップホップが支持された社会的背景や国境に分断されたモンゴル民族の現状について討議が行われました。

講師プロフィール

  • 島村一平  氏 国立民族学博物館 准教授

    1969年愛媛県生まれ。文化人類学・モンゴル研究専攻。早大法学部を卒業後、テレビ番組制作会社に就職するも取材で訪れたモンゴルに魅了され退社、モンゴルへ留学。モンゴル国立大学大学院修士課程修了。帰国し総合研究大学院大学博士課程単位取得退学。博士(文学)。著書に『ヒップホップ・モンゴリア:韻がつむぐ人類学』(青土社)、『憑依と抵抗:現代モンゴルにおける宗教とナショナリズム』(晶文社)など。2013年度日本学術振興会賞、2014年度大同生命地域研究奨励賞をそれぞれ受賞。

  • 多葉田聡   読売新聞東京本社調査研究本部 主任研究員

    1967年富山県生まれ。文化部記者として映画、演劇、出版などを担当した後、中央公論新社総務局長、読売新聞グループ本社知的財産部長、調査研究本部主任研究員を経て現職。