読売Bizフォーラム東京
講演要旨

法曹界の「いま」-変化への挑戦 裁判官・検事・弁護士が語るリアル

下山久美子  氏東京地方裁判所 裁判官

中島賢一氏 氏法務省刑事局 局付

西田千尋 氏丸紅株式会社法務部 弁護士・課長補佐

高橋徹 読売新聞東京本社 調査研究本部管理部長

開催日2023年3月17日 (金)
  • 中央大学×大手町アカデミア「法曹界の『いま』-変化への挑戦 裁判官・検事・弁護士が語るリアル」が317日にオンラインで開催されました。

     

     下山久美子氏(東京地方裁判所 裁判官)、中島賢一氏(法務省刑事局 局付)、西田千尋氏(丸紅株式会社法務部 弁護士・課長補佐)から「今の仕事を目指した理由」「仕事の内容」「大変さとやりがい」などをテーマにそれぞれプレゼンテーションを行った後、トークセッションでは「法曹界の活動領域」「法曹養成のいま・求められる素養」などについて、幅広い議論が展開されました。

講師プロフィール

  • 下山久美子  氏 東京地方裁判所 裁判官

    中央大学法学部卒業。同大学院法学研究科民事法専攻博士前期課程修了(修士)。旧司法試験合格後、司法修習を経て平成17年に裁判官に任官(58期)。福岡、前橋、熊本、東京、宮崎の各地方・家庭裁判所で勤務した後、中央労働委員会への出向を経て、令和44月より東京地方裁判所において民事裁判を担当している。

  • 中島賢一氏  氏 法務省刑事局 局付

    東京都世田谷区出身。中央大学法学部卒業。同大学法科大学院修了。平成22年司法試験合格。1年間の司法修習(64期)を終え、平成23年検事任官。検事任官後、大阪、広島、東京、さいたま、福岡の各地検勤務を経て、令和3年7月から現職。現職では、刑事手続のIT化に向けた企画立案及び関係機関等との連絡・調整などを担当。日本刑法学会会員。

  • 西田千尋  氏 丸紅株式会社法務部 弁護士・課長補佐

    新潟県新潟市出身。2008年中央大学法学部、2010年中央大学法科大学院卒業。2012年弁護士登録(新64期)、丸紅株式会社入社。電力、インフラ、不動産、化学品、情報・物流等の分野におけるトレード、M&A・投資、訴訟・仲裁等の法務業務を担当し、2016年丸紅米国会社法務チーム出向、2018Hughes Hubbard & Reed法律事務所ニューヨークオフィス出向を経た後、2019年より丸紅株式会社法務部総務課(現職)にて、主にガバナンス業務に従事。

  • 高橋徹   読売新聞東京本社 調査研究本部管理部長

    1990年読売新聞社入社。千葉支局を経て経済部で財務省、日本銀行、金融庁、総務省、国土交通省、流通・商社などを担当。政治部で民主党を担当。経済部次長、静岡支局長を経て、調査研究本部主任研究員。2022年6月から現職。静岡地裁裁判所委員、2018年に札幌弁護士会主催シンポジウム 「これからの法曹養成制度を考える~法曹養成の危機にどう向き合うか?」のパネリストを務めた。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。

    (主な著作)「グローバル対応の法曹養成を」、「司法修習の谷間世代」、「民事裁判手続きのIT化」(いずれも「読売プレミアム」)

    <読売新聞オンライン調査研究>

    法科大学院はどこへ向かうのか(上)、(下)

    「正解」の存在を疑え~若手弁護士養成の1年を振り返って久保利塾の挑戦