読売Bizフォーラム東京
講演概要

大手町アカデミア×人間文化研究機構
被災地・福島と歴史文化継承の取り組み~ふるさとの人とこころを繋ぐもの

西村慎太郎  氏 国文学研究資料館研究部 教授

井深太路   (一社)読売調査研究機構 専務理事

開催日2023年12月12日 (火)

 福島県には、東日本大震災・原子力発電所事故の影響で、住んでいた人が戻れなくなったり、立ち入りが制限されたりしている地域が今なお残っています。そして、それらの地域の家々で昔から保存されてきた歴史や文化をあらわす貴重な資料が、時間の経過とともに失われつつあるという事態が起こっています。大切な歴史や文化を守り、未来に受け継ぐため、国文学研究資料館の西村慎太郎教授は、自治体や地域の人々と協力し、様々な活動を行っています。

 本講座では、東日本大震災・原子力災害被災地における歴史資料の保全と地域社会への還元について研究している西村慎太郎教授を講師に迎え、被災地における歴史・文化の継承の意義、そこに住まう人々の繋がりにおける現状や課題、それに対して人文科学に何ができるのか、をテーマとして論議を深めます。

 【開催概要】 

タイトル:大手町アカデミア×人間文化研究機構 

     被災地・福島と歴史文化継承の取り組み~ふるさとの人とこころを繋ぐもの

日  時:1212日(火)18時~1945

講  師:西村慎太郎氏(国文学研究資料館研究部 教授)

司  会:井深太路((一社)読売調査研究機構 専務理事)

開催方法:YouTubeライブ配信

受講料 :無料

プログラム:(1)西村慎太郎氏による講演(2)トークセッション(3)Q&A

受講方法:前日までに視聴方法をメールでご案内します

締  切:12月7日(木)

主  催:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構、(一社)読売調査研究機構

後  援:読売新聞社

 

講師プロフィール

  • 西村慎太郎  氏 国文学研究資料館研究部 教授

     1974年東京都生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。人間文化研究機構国文学研究資料館教授。専門は歴史学。主著は『宮中のシェフ、鶴をさばく』(吉川弘文館、2012年)、『「大字誌浪江町権現堂」のススメ』1・2(いりの舎、2021年・2023年)、『そもそもお公家さんってなに?』(現代書館、2023年)ほか。東日本大震災・原子力災害被災地における歴史資料の保全と地域社会への還元について研究している。

     

     

  • 井深太路   (一社)読売調査研究機構 専務理事

     1987年読売新聞社入社。編集局地方部、社会部で、司法、宮内庁、厚生労働省、遊軍、東京都庁などを担当。東日本大震災では震災担当デスクを務める。制作局次長、総務局次長、調査研究本部次長兼主任研究員などを経て、2022年から読売調査研究機構専務理事。主任研究員としては主に物流、流通関係の記事を執筆。