読売Bizフォーラム東京
講演概要

第6回 中央大学×大手町アカデミア
「金利のある世界」への回帰~貨幣理論で読み解こう

近廣昌志 氏中央大学経済学部 准教授

黒井崇雄 読売新聞東京本社調査研究本部 主任研究員

開催日2024年3月15日 (金)
  •   中央大学×大手町アカデミア「『金利のある世界』への回帰~貨幣理論で読み解こう」が315日にオンラインで開催されました。

     

      中央大学経済学部 准教授の近廣昌志氏が同タイトルの講演を行った後、読売新聞東京本社調査研究本部 主任研究員の黒井崇雄とのトークセッションでは「異次元緩和の功罪」「金融政策の見通し」「経済・生活はどうなる」の3つのトピックで議論が交わされました。

     

      質問も活発に寄せられ、近廣准教授が「日銀はなぜ適正な為替レートの維持とデフレ脱却を並行してできなかったのか」や「貨幣理論から経済を論ずる意味とは」などの質問に答えました。

講師プロフィール

  • 近廣昌志  氏 中央大学経済学部 准教授

    研究領域は金融論・貨幣供給理論。国債の市中消化、預貸率変動、貨幣理論などを中心に研究している。1978年広島県呉市生まれ。中央大学商学部金融学科卒業,中央大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(金融学)。愛媛大学法文学部講師・准教授を経て2022年度より現職。主な出版物に「管理通貨制と中央銀行」(上川孝夫・川波洋一編著『新版現代金融論』有斐閣,第5章分担執筆)など。

  • 黒井崇雄   読売新聞東京本社調査研究本部 主任研究員

     1989年読売新聞社入社。初任地は金沢で、能登地方(七尾、羽咋)の駐在も経験。94年以降、主に経済部記者として景気分析、財政、金融、電機などを担当。2002年から3年間、ロンドン支局で欧州経済を取材。生活部長、調査研究本部管理部長、メディア局次長などを経て、22年から現職。経済を中心に幅広い分野の記事を執筆。