読売Bizフォーラム東京
:講演要旨
買いたい気持ちを科学する~認知心理学からのアプローチ
(中央大学×大手町アカデミア 第7回)
有賀 敦紀 氏中央大学文学部 教授
井深 太路 読売調査研究機構 専務理事
開催日2024年6月17日 (月)
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中央大学 文学部の有賀 敦紀教授が、「消費者行動」の仕組みを「認知心理学」を使って解き明かしました。
トークセッションでは「ツールとしての消費者行動」「意識的プロセスと無意識プロセスの乖離」「人間の情報処理から理解する消費者行動」などについて議論しました。
Q&Aでは「アンケートで買いたいと言っているのに店頭に行くと買わない心理、インタビューで興味がないと言っているのに買ってしまう心理とは?」や「心理学と行動経済学の違いは?」など、様々な質問が寄せられました。
講師プロフィール
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有賀 敦紀 氏 中央大学文学部 教授
専門は認知心理学、消費者心理学。
2009年に東京大学大学院人文社会系研究科にて博士(心理学)を取得。2009年から日本学術振興会海外特別研究員としてイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校にて研究に従事。
2011年から立正大学心理学部専任講師、准教授、2016年から広島大学大学院総合科学研究科(のちに人間社会科学研究科)准教授を経て、2022年から現職。
最近は認知心理学の視点から消費者被害の分析を行い、それに基づいた消費者教育も行っている。
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井深 太路 読売調査研究機構 専務理事
1987年読売新聞社入社。編集局地方部、社会部で、司法、宮内庁、厚生労働省、遊軍、東京都庁などを担当。東日本大震災では震災担当デスクを務める。制作局次長、総務局次長、調査研究本部次長兼主任研究員などを経て、2022年から読売調査研究機構専務理事。主任研究員としては主に物流、流通関係の記事を執筆。