読売Bizフォーラム東京
講演概要

日文研×読売Bizフォーラム東京
東アジアの「近世」――中国と日本、比較と交流の視点から

伊東 貴之 氏国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学 教授

多可 政史 氏読売新聞東京本社 編集局文化部記者

開催日2025年2月28日 (金)
  • 日文研×読売Bizフォーラム東京「東アジアの『近世』――中国と日本、比較と交流の視点から」が2月28日、オンラインで開催されました。
    国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学教授の伊東貴之氏による講演では、中国と日本の近世について、明清時代の中国と江戸時代日本の間にあった交流やそれぞれの比較などを、その内実や差異といった視点からお話いただきました。
    その後の伊東氏と読売新聞東京本社編集局文化部・多可記者との対談では、中国史と日本史の比較研究の意義などについて、活発な議論が展開されました。
    最後のQ&Aコーナーでは、反日感情醸成の過程や、中国に影響を与えた日本人は誰か?といった質問などが寄せられました。

講師プロフィール

  • 伊東 貴之  氏 国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学 教授

    早稲田大学政治経済学部・第一文学部東洋哲学専修卒業の後、1996年、東京大学大学院人文科学研究科中国哲学専攻博士課程学位取得 修了、博士(文学)。東京大学大学院総合文化研究科助手、武蔵大学助教授・教授などを経て、2010年より現職。専門は、中国近世思想史、日中比較文学・思想、東アジア比較文化交渉史。著書に『思想としての中国近世』(東京大学出版会、2005年)、『中国近世的思想典範』(楊際開訳・徐興慶校閲、台湾大学出版中心、2015年)、共著に『中国という視座』(溝口雄三・村田雄二郎との共著、平凡社、1995年)、編著に『治乱のヒストリア―華夷・正統・勢―』(渡邊義浩・林文孝との共著、法政大学出版局、2017年)、『東アジアの王権と秩序―思想・宗教・儀礼を中心として―』(汲古書院、2021年)などがある。

  • 多可 政史  氏 読売新聞東京本社 編集局文化部記者

    金沢支局、社会部、大阪本社文化部などを経て現職。歴史・文化財・読書面などを担当。学生時代に考古学を専攻し、趣味は遺跡・博物館巡り。